介護する人がガンになった
介護する人がガンになった。
まさかと思うようなことが起こった。
これまでは息子が両親を介護していたのだがあまりもの心労がのしかかっていたせいか
息子が胃ガンになってしまった。
ここ二年ばかりの間に何度もの母親の入退院で今年だけでも4回の入院。そのたびの診療代に、入院費、母親の手術もあった。さらに追い打ちをかけるように父親の入院。近いうちに父親の手術も控えている矢先のことだった。
いとこからの電話でそのことを知ったのだが何といえばいいのかわからなかった。
これから毎週抗がん剤治療を1か月、これを1クールとして2クールすることになった。
そのあと、様子を見て手術となる。
伯父、伯母も元気であればまだしもこんな状況でいとこ自身も胃がんとは本当に可哀そうでたまらない。
今、日本ではたくさんの若者が独身で結婚をせずに過ごしているがこういう局面に遭遇することも十分考えられる。
ひとりの子どもに二人の親を推奨して来た中国も一人っ子政策が失敗だったことを認めているが日本は推奨はしていないが現実的には結婚しても生活していくめどが立たないので結婚しないという人もたくさんいる。非正規雇用者や派遣社員など生活が不安定なのが大きな一因でもある。
介護ができないなら施設に預けることも1つの方法かもしれないけれども施設もお金がかかる。
100年計画と言いながら健康であるに越したことはないが、今回のような子どもや孫が病気になった場合、本当に介護される人はどうなっていくのだろうか、また介護する側も途中で辞めるのは断腸の思いになるのではとも思うのです。
幸い、いとこはあきらめず、治療をすると言っています。また、近いうちに伯母も退院できそうです。
本当に頑張って欲しいです。